「2×4」は腐食に強い

「水」に対する万全な対策があります。

水を遠ざける4つのポイント

木には腐朽と蟻害により老朽化するという側面 がありますが、水を遠ざける工夫により腐朽も蟻害も、ともに防ぐことができます。

そのポイントは4つ。
  1. 1.よく乾燥した木を使うこと
  2. 2.結露を防ぐこと
  3. 3.湿気を防ぐこと
  4. 4.雨水の浸透を防ぐこと

木材を丈夫に保つためにはこの4つの条件を確保することが重要。ケーアイホームの住まいは、構造材にすべて乾燥材を使用するうえ、ツーバイフォーはきわめて結露が発生しにくい性能を誇ります。さらには卓越した防湿性と防水性も備えることから、本来、木が持つ優れた耐久性を存分に生かした住まいが実現できるのです。

含水率19%以下の構造材

含水率19%以下の構造材

材は、繊維飽和点(含水率約28%)以下に乾燥させることで、水の通 り道であるピット(壁孔)が閉じて水が通れなくなります。そしてこのピットは一度閉じると木材を煮沸しない限り開かないという性質があるのです。

含水率19%以下の構造材

ケーアイホームが使用している構造材の約95%は、S-P-F(Spruce-Pine-Fir)と呼ばれる樹種群。このS-P-Fは、カナダB.C.州の製材工場で含水率19%に乾燥(Kiln Dry)されます。さらにその 後、一定量ごとにビニール等で丁寧に梱包され日本に輸送されます。

ケーアイホームが用いる構造材は、水分を寄せ付けないためのこうした工夫を入念に施しています。(S-P-F樹脂群以外の構造材にも、同様の処理を施しています。)

結露 どうして?

結露 どうして?

結露とは、空気中に含まれる水蒸気(気体)が液体化したものです。
空気中に含むことができる水蒸気の量は温度によって変わります。温度が高い空気はたくさんの水蒸気を含むことができ、逆に温度が低い空気は少ししか水蒸気を含めません。このため、温度の高い空気が冷たいものに接触して冷やされると、飽和状態になって水蒸気が水になるのです。暖かい部屋に冷たいコップを置くと表面 に水滴がつくのもやはり同じ現象。

この結露は木材や鉄骨を腐朽・腐食させるだけでなく、カビや細菌を繁殖させるなど、住まいにさまざまな悪影響を及ぼします。

木材は呼吸する

木材は呼吸する

ツーバイフォーに使われる「木」は自動湿度調整機能を備えた、いわば呼吸する構造材です。湿度が高くなると空気中の水蒸気を吸収し、逆に湿度が低くなると水蒸気を放出。つねにバランスよく、住まいの湿度を保ってくれます。

ツーバイフォーは結露を防止する

鉄骨住宅やコンクリート系住宅では、構造材自体が外気の影響を大きく受ける性質をもっており、ヒートブリッジ現象※によって、外壁内での結露発生が起こりやすい構造です。しかし、熱を伝えにくく、調湿性をもった材料である木材を構造材とするツーバイフォー住宅は、そもそも結露が起こりにくい構造です。

※構造材である鉄骨柱が、外部の冷気を内部(室内)にまで伝えてしまう現象。

■ケーアイホーム
ツーバイフォー住宅の壁断面
ツーバイフォー住宅の壁断面

(次世代省エネ仕様 公庫IV地域)
断熱性と調湿性を備える木材を構造材とするツーバイフォー住宅は、結露が起こりにくくなっています。 (一部の商品・地域により仕様が異なります。詳しくは担当者にご確認ください。)

鉄骨系プレハブ住宅の壁断面
鉄骨系プレハブ住宅の壁断面

鉄骨の柱部分に外部の冷気が伝わりやすいことからヒートブリッジ現象が起こりやすく、湿度変化による結露が起きやすくなります。鉄は木よりも350倍も熱伝導率が高いうえ調湿性をもたない素材。室内の湿気は鉄骨部分で結露し、サビの原因となります

フルベースで湿気をシャットアウト

床下は、まず土壌処理を施し、地盤面からの湿気を防ぐための防湿シートを敷きます。そのうえで、鉄筋コンクリートのベース盤を全体に敷き詰めた、信頼性の高い「フルベース基礎」を形成。躯体への湿気の影響が及ぶことを効果 的に防止します。

基礎と土台の間に基礎パッキン

硬質樹脂で成型した型材を基礎と土台の間に取り付ける基礎パッキン工法※。公庫仕様では「基礎部分4m以内毎に換気口を設ける」となっていますが、基礎パッキン工法なら床下を効率よく、均一な換気状態に保てます 的に防止します。

※基礎パッキンは、コンクリートに比べ約1.6倍もの強度を誇ります。 (地域により基礎形状は異なります。)

※基礎パッキンは、コンクリートに比べ約1.6倍もの強度を誇ります。 (地域により基礎形状は異なります。)

外壁はまさに二重、三重の防水

一般的な鉄骨・コンクリート系住宅が目地コーキング処理のみに頼る防水仕様であるのに対して、ケーアイホームのツーバイフォーは、高性能な特殊防水シートを用い、胴縁工法(PAW工法等)でも高性能な透湿防水シートを貼ります。

そして、必要な部位 には、特殊防水テープなどでさらに補強、また、窓まわりにおいても、コーキング処理に防水テープ貼りを加えるなど、まさに二重、三重の雨対策を講じています。

万全を期したシロアリ対策

木材を食害するシロアリ対策は万全を期さなければいけません。ケーアイホームの標準仕様であるフルベース基礎はその優れた防湿性からシロアリの生息を防止し、床下全面 をコンクリートで覆う工法であるため基礎下からのシロアリ侵入も効果 的に防ぐことができます。また、地域によって異なる特性を考慮して、3種類の工事規格をご用意。

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